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人間の出来ないことをロボットが手助けするために必要な認識の研究を行っています。人間の身近なところで働くロボットの知的な動作を支える認識技術の開発を行っています。従来、ロボットは見えなかった(認識できなかった)情報を人間と同等かそれ以上に見えるようにする技術を開発することで、介護機器の高度化、ホームロボットの高度化、レスキューロボットの操縦支援の高度化に貢献します。

さきがけプロジェクト

ロボットが人間のパートナーとして生活環境で働くためには,生活環境のなかにあるあらゆる物の情報に熟知している必要があります。そのために,ロボット自身が知識にない情報を発見・収集する能力を有する必要があります。さきがけ研究では,人間が生活する環境のあらゆる情報をロボット自身が発見し,再利用可能なデータベースの構築を目指します。

 

新たに知識を獲得する方法として,人間の動作に着目し,視覚と触覚情報を併用することで,知識に無いものや,視覚センサでは正確に計測出来ない情報に関して試行錯誤的に情報を獲得します。

三次元スキャナーと地図構築の研究

田所研究室ではレスキューロボットを用いた高精細で,高速な地図構築技術の研究を行っています。移動ロボットが環境中を移動しながら,ところどころで計測した3次元形状をつなぎ合わせることで詳細な地図を構築します。広範囲の詳細な形状計測が可能な小型3次元レーザースキャナーの開発や,移動ロボットの位置推定に基づく地図構築に関して開発を行い,仙台地下街,レスキュー隊員の訓練施設などでの実験を通して有効性の確認を行っています。