患者さんや高齢者の方々が安心して運転できる自動車の開発が期待されています。特に重度の糖尿病などを持つ患者は、運転中に意識を失うおそれがあるため、患者の意識をモニターしながら適宜運転を支援するためのシステムの開発が社会的に大変重要です。意識の喪失に伴う暴走や急ブレーキなどによる二次災害を防ぐため、血糖値の変動を予測し、運転手への負担を軽減しながら前方への衝突および後方からの追突を防ぐブレーキを開発しました。
* 松山 昂平, 大野 和則, 鈴木 高宏, 田所 諭, "後続車との衝突を回避する自動停車のための判定手法の検討", ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集 2016, 2P2-07a1, 2016.