つくばチャレンジはつくば市のありのままの公園や遊歩道の中で,1km以上移動ロボットを自律走行させる実験走行会です。我々はつくばチャレンジに参加し,研究開発してきた様々な機能を移動ロボットに搭載し動作を検証してきました.これにより多数の人がいる中自分の位置を見失わずに,訪れた歩行者や障害物を安全に避け,衝突することなく自律的に走行し,2009年度には完走を果たしました.
足漕ぎ車椅子とは,ペダルを両足で漕いで移動するためのリハビリテーション器具です.通常の車椅子とは違って両手を使わず,移動するために自分の脚を使うことで歩行機能の改善を目指すことができます.本研究室では,足漕ぎ車椅子を用いたリハビリテーションをより敷居の低いものにしようと研究しています.具体的には,屋内のみならず屋外でも安全に走行できるようナビゲートしてくれる技術や,目には見えない患者の状態パラメータを定量化し,リハビリテーションの進行具合を可視化するなどといった研究を目指しています.