8月3日に行われました、「第100回記念 強いロボット~災害現場で活躍するロボットと基盤技術~ 」と題した日本ロボット学会のセミナーにおいて、下記時間、題目、内容で田所教授、多田隈准教授が講演を行いました。
・10:40-11:55 第1話 極限災害環境で活躍するタフなロボット~災害ロボットの研究開発の歴史と趨勢~
東北大学/ImPACT PM 田所 諭
15年の年月を経て災害ロボットは実用化が進み,東日本大震災では様々なロボットが適用されるに至った.本講演では,その歴史を概観するとともに,講演者が現在進めつつあるImPACTの研究開発内容を含め,最近の事例をいくつか紹介する.また,その研究開発および社会実装における重要課題を整理する.
・14:05-14:55 第3話 新たなロボット機構要素 ~ 極限環境で動作可能な新しいロボット機構を創るためのコンセプトを生み出すには~
東北大学 多田隈 建二郎
ロボット工学の原点とも言える「機構」を,実際に具体的に考案して,実機としての形にするまでの過程に着目して整理すると,そこには得てして泥臭くて無骨ながらも,確実に経験に基づく体感的知識のようなものが存在する.本講演では,これまでに講演者らが考案・研究開発してきたロボット機構を事例として複数挙げ,共通項の抽出を行うとともに,極限環境で稼働するためのロボット機構の最近の研究開発の事例を紹介してリンク付けし,1次的に収束させ,2次的にはその観点の拡張を行うことを試みる.
(webページ:http://www.rsj.or.jp/seminar/s100/)